追想

katakanize2009-09-15

友人の、松瀬くん夫妻の飼い猫に関して、不幸なできごとの事の顛末を聞く。

なんとも言えずやるせない気持ちになるが、なんていうか、単純に憐れむような慰めるような言葉をかけるのは気が引けて、ただただ、ふたりは彼女(猫)にとっていい家族だったと思う、と、そのような意味合いのことを述べた。悲しむべきできごとではあったけれど、僕はとにかく、ふたりにはなるたけ笑顔で過ごしてもらいたいのだ。


週末は彼女と、なんとなくふらっと高円寺へ。家の近所を環七が通っており、路線バスを使えば10分強とわりあい至近な街だということに、つい最近気がついた。

駅南側の商店街をブラブラと歩く。以前良く通っていた服屋は既に跡形も無かった。いつのまにかヴィレッジバンガードが出来ていて驚く。数人の若者らが店頭のモニターで「ファミスタ」に興じていた。アーケードを抜け、青梅街道へと続くルック商店街をそのまま歩き続ける。ルックの中程の花屋の軒先で、部屋置きにいい観葉植物はないかなと思って物色していたら、店主に話しかけられる。「あんまりかさばらない感じの観葉植物ってありますか?」と尋ねると、「ああいうのは初夏から夏のものだから、今はなかなか置いてないね」とのこと。

青梅街道に突き当たる直前の100円ショップの店先に、ごくごくちんまりとしたサイズの観葉植物の鉢植えが数種類並んでいたので、まあとりあえずはコレでもいいかと思い、カポックの鉢植えを買う。駅へ戻る道すがら、路地裏で落ち着いた感じのカフェをみつけ、ロゴマークロゴタイプがなんだか素敵だったので、休憩かたがたお茶をする。

はじめて高円寺に来たのはもう随分前のことだけど、その頃はカフェのカの字も見当たらないというか、モダンだとかスタイリッシュとか言われちゃうようなたぐいの事物とは無縁の、良くも悪くもケレン味の強い街だったと思う。南口のバス通り沿いに、ボサノバやらソフトロックばかり流すような(当時にしてみれば)場違いな感じのカフェができて、なんだかなあと思っていたら、その後そこかしこに増殖していった。相変わらず「バンドとインドと古着の街」みたいな側面も無くはないけど、今の高円寺は、あの頃の高円寺とは違う別の何かなんだと思う。なんとなく。


13日、かげわたり練習。ギター⇔ベース間でひっかかっていたという問題が、ひとまず解決。若干ジャム多めの練習。なんか妙なテンションだったな〜。音源を近日作り始めよう、ということになる。ブラッシュアップ。モアモア。