メタメタ

katakanize2011-01-23

青山のドイツ文化センターで、遊園地再生事業団ラボ#2『私たちは眠らない』を観る。

おなかいっぱいというか、息苦しいくらいに多弁なせりふが、これでもかというくらいに繰り出され続けて、正直、そこで語られていることの中身が全然意識に入ってこないというか、ただただ語り続ける人たちの有様を観察し続けているような、そんな印象の公演だった。

その善し悪しは観る人の価値観しだいだと思うけど、ドラマ性とか役柄のバックグラウンドうんぬんは重要じゃなくて、舞台上で今まさに発生し続けてる現象を、もうひとつ別の階層から(どこか醒めた気持ちで)傍観する、そういう劇の見方もあるよ、ってことなのかなと思ったりした。ただ、一般的な演技の作り方に慣れている役者さんほど、カラダに馴染ませるのが難しいだろうなあ、とも思う。没入と乖離のバランス取りみたいな部分で。

10年くらい乗り続けてきた自転車がいよいよ涅槃に旅立ちそうな気配。で、今、ブリヂストンのコレに懸想中。
ブリヂストン MarkRosa