フォトジェニック 千代田、赤羽

アオハルな感じ

9日、かげわたり家常さんとその同僚にして画家のS君が応募するという、某広告コンクールの写真撮影のアシスタントみたいなことで、夜明け切らぬ皇居前広場に向かう。かげわたり宮嶋君、松瀬君カメラマンのO君も一緒。

インスタレーションみたいにしたい」との家常さんの提案で、ケント紙製のオブジェを砂利の上に広げて撮影準備などしていると、場所が場所だからか、巡回中の警察官が幾度も幾度もやってきて、その都度質問責めやら持物検査に遭う。まあ、ね。朝5時の皇居に大のオトナが6人も寄り集まって何やらゴソゴソやってりゃ、怪しまれないはずもなかろうとは思う。愛想笑いで世間話などして心証和らげつつ、撮影を遂行。

少し場所を変えて、朝日をバックにまた撮影。画はなかなかに綺麗だけれど、気温の低さがハンパじゃない。しかも、何故だか日の出前より日の出後のほうがバリ寒い。一体どういう現象なのかこれは。対流とかと関係あるのか。とにもかくにも、とめどなく流れ出る俺のノーズウォーターよ。

皇居近辺での撮影を終え、京浜東北線で赤羽へ。朝食を摂ったのち、タクシーで荒川の河川敷へ向かう。日曜の朝の北区界隈はなんとも言えずのどかであったが、柔らかな日差しに包まれながらも、俺は下腹部に襲い来る鈍痛と戦っていたのだった。明け方の冷気がボディに響いていた。車の微妙な振動がまた不安にさせるのなんのって。

荒川河岸は雲ひとつない快晴。背の高いススキ越しに青空が映える。近くの野球場では、草野球に興じる人達が時折歓声や怒号を上げる。その隙間を縫うようにして、こぼれ球や突風に抗いながら撮影を試みる6人。

なんだかんだで、撮影は14時過ぎ頃終了。南北線駅付近のレストランで食事を摂り、15時頃解散。なかなかどうして疲労困憊しましたが、どういった作品に仕上がってくるのか非常に楽しみではある。

皆さんお疲れさまでした。