祭りのあと

カエル婦人

シーサイドのかげわたりは恙無く終了。

野外のライブは、音の抜けがいつもと違って気持ちがいい。アンサンブルがひと塊になって迫ってくるというか。リハーサル待ち時間中の低気温+海風?のツープラトンには正直心が折れそうでしたが、集中してると案外気にならないもので。晴天ならもっと絵になったのだろうけど、ここ一番という時に雨天に見舞われがちなこのメンツで、お湿りに与らなかっただけでも僥倖というもの。かも。みんな伸びやかに演奏してる感じで良かった。フロントマンの彼はとみにハジけていた。宮本浩次の生き霊がちょっとばかし降りてきてたようだった。あと、アンケートのひとひねり効果は若干あったようで、若干数いつもよりは返りが良かった。関係者の反応も若干良かったので、若干この感じで続けていこうかなと思った。

デザインフェスタそのものは、思っていたより整然としたイベントだったという印象。パフォーマンスや展示というより、物販メインのイベントという感じだった。学園祭の拡大版のような。ケロミンやらいう、バラエティ豊かな音色で唄う蛙のヌイグルミが気になりました。紛らわしいが、写真の蛙はケロミンとは別蛙。かげわたりの専属蛙で、名をコベさんという。

終演後、池袋に移動して打ち上げ。ひさびさに酔狂に浸りきった三時間。とりとめなく色々話した気がするのだけれど、ほとんど内容を忘れた。最終的にはコナミコマンドの話とかしてた。↑↑↓↓←→←→BAってやつ。みんなイイ感じに愚者に堕したスットコドッコイな宴でした。

二日酔いの日曜日は、ぼんやりと芝居のことを考えていた。台詞の意味から身体を引き離す方法。主体性を捨てて舞台にただ居るということ。物語よりも人間よりも空間を描くということ。フィクションの内側から現実を見る目線。そのような諸々のこと。

太田省吾劇テクスト集(全)』が凄い欲しい。11,550円という値段を、高いと見るか安いと見るか。