ビボーロク

katakanize2009-01-18

16日の晩、かげわたり宮嶋君の誘いで、阿佐ヶ谷の居酒屋で新年会、のようなもの。残業上がりで1時間程遅れて店に辿り着いてみれば、宮嶋君・松瀬夫妻に混じって、かげわたり元ドラマーの里崎くんの姿。ひさかたぶりの対面になんだか嬉しくなり、しこたま痛飲す。ご亭主の猛プッシュに負けて注文した桜鍋が殊の外旨くて、しこたま暴食す。最終的には、なぜか全盛期の少年ジャンプの話で盛り上がったりした。「両津の大馬鹿野郎はどこだ!!」とか、「車田落ち」とか。池袋に流れて2次会の後、3時過ぎに解散。

17日、上野の国際子ども図書館に『童画の世界 絵雑誌とその画家たち』を観に行く。竹久夢二村山知義などの有名画家もさることながら、特に目を惹かれたのが初山滋の作品群。メルヘンの中に仄見えるシュールさ、のようなものは通底しているのだけれど、各々の挿絵・カット・表紙絵ごとに全く違う画家の描いたもののようにも見え、一人物の中にそれだけの手数のストックが存在していたという事に、素直に驚かされる。上野に来たついでに、谷根千界隈など散策。夕焼けだんだんの猫達は未だ健在。富士見坂から望む夕空の色は相変わらず美しかった。橙色と青紫の混じり合う空。某液晶テレビのCMのキャッチコピーに、「空と海の色の違いでうんぬん」いうのがあったと思うけど、それ聞いた時は「何言ってやがんでえ」なんて思ってたが、あーなんかこういうことなんかなあ、こういうことかもなあと得心したような心持ち。